だれのて？


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彼は、アイデアを作ることを仕事にしています。
普段はクライアントの企業の依頼のもと、
大規模なプランを作ってるので、
私のウェブマガジンのような小指の先ほどのものは
彼のでっかい脳みそのほんの一部を使って
あっという間にたててしまいます。
まさに、ハンバーガーを食べる間にできるのです。
ですが、だからといって、内容が浅いということは全くなく、
企画もとてもおもしろかったので、
私は俄然やる気になりました。

手
「あなたの周りには、おもしろい人がいっぱいいるから
その人たちを取材させてもらったらどないやろ？」

ゆみず
「確かにそれはおもしろそうやね。でも、私が気に入っている
お店とか、物とか、本とか、映画とか、料理とか、そんなのも
紹介したいんだけど…。」

手
「あかん、あかん！そんなことは、みんなやってるやろ。
今さら君がやる意味ないやん。そんなんつまらんわ。」

ゆみず
「…はい。確かにおっしゃるとおりです。」

手
「それよりも、『人』にスポットを当てたほうがおもしろい。
それに付随する物や場所を紹介したらええんや。」

ゆみず
「なるほど…！」


こんなやりとりを何度も繰り返し、
ウェブマガジン[ yumizu ]のコンセプトが出来上がりました。