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ゆみず
それにしても、辻村さんは、本当に働き者ですよねー！（しみじみ）
辻村さんって、働くの好きでしょ。
辻村さん
はい！働くの大好きです！（即答！）
ゆみず
でも、体力的にけっこうきついのでは？
辻村さん
ええ、確かにそうですね。
お店が休みの日も、仕込みをしたり、掃除したりしているので、
丸一日お休みという日はめったにありません。
一年３５０日は働いてます(笑)
11月からクリスマスの時期は特に忙しくて、朝３時に出勤したり、
夜いったんうちに帰って、夜中の11ごろにまた店へ来て
仕込みしたりすることもあります。
特に私は一人でしているので、本当に休めまないんです。
怪我でもしたら、たちまちお店を開けられなくなるので、
この仕事を始めてから、スキーができなくなりました(笑)
あと、幸いうちは、オープンしてから1日のお客さまが10人を
下回ることが一日もないんです。
だから逆に、「今日がその日かもしれない」と
毎日ドキドキ、緊張感をもって仕事に取り組んでいます。
カフェをオープンしたいと思っている女の子って多いと思いますが、
その辺の厳しさをぜひ解ってほしいですねー。
ゆみず
確かに、辻村さんの働くすがたを拝見して、
惰性のようなものは全く感じないです。
いい意味で、６年もされているようには思えなくて、とても新鮮な感じ。
それでいて、必死な感じもしない。不思議ですね。
辻村さん
ありがとうございます。
ゆみず
辻村さんをこんなに、働き者にさせるパワーの源って何ですか？
辻村さん
そうですねー。確かに私、６年間この仕事してきて、
どんなにしんどい時でも、いやだとか、明日は仕事に行きたくないと
思ったことは一度もないんです。
うーん、なんでかなー？
お金儲けではないことだけは確かですね。
もちろん、お金をいただかないとお店を続けられないので、
お金は大切ですし、
同年代の女の子よりも1万円札の重みは知っているつもりです。
でも、お金のために働いているのではなくって…。
だからといって、「人生の大いなる暇つぶし」でもない！
なんで働くのかわからないから働けるのかもしれません。
ただただ、私って働くのが好きなんじゃないかな(笑)
まとまったお休みを取って、旅行にでかけたりしても、
最後の二日くらいは、はやく仕事したくてうずうずしちゃうんです(笑)
休みの日ほど、働けることのありがたみを痛感します。
ゆみず
ははは！それは筋金入りの働き者ですね。
でも、本当に、好きな仕事ができることはありがたいですよね。
辻村さん
私は自分のことをがんばっているとは、ちっとも思いません。
ただ、いい意味でしぶとい性格だとは思います。
途中で何度倒れても、ドミノ倒しを最後までやり遂げるタイプですね(笑)
ゆみず
最後になりますが、
辻村さんの今後の展望などをおしえていただけますか？
辻村さん
強いて言えば、「現状維持」でしょうか？
そう言うとよく、「野心がない」と言われますが、
キャパ的にも、お菓子作りとカフェのバランス的にも、
現状がちょうどいい具合なんです。
私は決してお菓子屋さんではありませんしね。
自分では、やれるだけのことを精一杯やっていますので、
もしも、明日働けなくなっても後悔はないですよ。
ゆみず
それはうらやましい。私なんて、やれてないことだらけなので、
もし今死んだら成仏できなくて、何度でも化けて出ちゃうと思うわ(笑)
辻村さん
近頃のカフェやお菓子のお店の中には、
何かメッセージを発信しようとしたり、「お客は、俺の感性についてこい！」的なやり方をされているお店も多いですが、
私にはそういうやりかたはむいていません。
逆にうちは、本当にいいお客さまに恵まれているので、
そんなお客様のリクエストに答えられるようなお店でありたいし、
そうして、お客様に喜んでいただけることが、
なによりの、やりがいになっています。
ゆみず
辻村さんは、これまでずっと、誰も雇わず、
一人で全てをこなしてこられましたが、
一人でされることに何かこだわりがあるのですか？
辻村さん
特にこだわっているわけではないんですよ。
実は、将来家庭を持った時に備えて、
お店を手伝ってくれる人をみつけて育てたいと思っているんです。
そんな人がいてくれれば、ずーっとこのお店を続けていけるでしょ。
でも、とりあえずの私の右腕はこの、フランス製のオーブンです！
軽自動車一台くらい買えるお値段なので、ずいぶん迷いましたが、
本当に優れものなので、思い切って買ってよかった。
このオーブンで、試したいお菓子がいっぱいあるんです。
あー！早く焼き菓子のシーズンにならないかな〜♪
ところで、辻村さんはどんなに忙しくても、
遊びや趣味にも、決して手抜きはされません。
舞台を見ること、写真を撮ること、旅行すること、音楽、
そしてなにより日本映画を観ることが、
辻村さんにとって一番の元気の源のようでした。
こんなに忙しいのに、いったいいつ映画観る時間あるのん？！
と、つっこみたくなりますよねー！
そんな辻村さんに、オススメの日本映画ベスト１０を
ご紹介いただきましたので、ぜひご覧下さいね。
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「お茶処吉田」店主の好きな邦画ベスト１０」はコチラ→☆
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「働くの好きです！」と即答された辻村さんの言葉には、
迷いのかけらもなく、純粋でした。
ですが、それはただ何でもいいから働くというのではなく、
自分の好きなことを仕事にしているから、
そしてそれが辻村さん自身が選んだ生き方だからなのだと、
私は思います。
それは、一生懸命図鑑でご紹介した、
黒田祐司さんや井上実紀さんも同様でしょう。
いえ、たとえ好きなことではなくても、人から与えられるのではなく、
自分で主体的に選びとってゆくことが、
つらいことを淡々と乗り越えて行ける原動力になるのではないでしょうか。
さらに言えば、もしも不本意でやむをえずしなければないことがあっても、
積極的に前向きに向き合ってゆければ、
少しは楽しくやれるのかもしれません。
「どうせやるなら、楽しくやろう！」
心からそう思いました。
辻村さん、
どうもありがとうございました。これからも、がんばってください。
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さて次回のウェブマガジン[
yumizu ]は、
２週間後の１０月１４日（金）ＵＰの予定です。
１０月のテーマは「収穫」。
インタビューは、
定年後、ご自宅の畑を解放して、
生きがいサロンを開いておられる、中林義明さんです。
1週間お休みをいただきますが、どうぞお楽しみに。
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モーニングは、
トースト、茹でたまごに自家製の
おいしいサラダ、飲み物で４５０円
サンドイッチは全部で５種類
写真はチキンサンド。７００円
これでもボリューム控えめです。
ゆみずの大好物のナベット。
お持ち帰りできます。
ほかにも、瓶の中には焼き菓子が
いっぱい。
ケースの中には生菓子がいろいろ
お茶の種類も豊富です。
「よしだより」には今週のおすすめが。
そういえば、お店の前で写真撮ったこと
なかったかも…と辻村さん。
現在は、ハローウィンの飾り付けが。
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