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いまさらですが、ビルケンシュトック。
いまさらだけど、私にとっては今だからこそ、なのだ。
今まで私は、ビルケンシュトックは、自分の足の形には合わないと思っていた。履くと、足の内側が痛いのだ。それなら、今どうして履いているのかといえば、きっかけは、知り合いの一言。「最初はちょっと痛いけど、慣れたら痛くなくなるねんよ。」…えっ？だって最初から痛い靴なんてあかんでしょー。でも、ホントなら、思い切って買ってみようか…。
そして、何より決め手となったのがお店だ。これまでは、ショッピングセンターの靴売場などにあるビルケンシュトックを、自分で履いてみては痛くて、あっさりあきらめていた。「やっぱり、だめだな。」と。だが、あるとき、偶然ビルケンシュトックの直営ショップの前を通りかかり、お店が空いていたので、豊富な種類の中からじっくり好みのものを選び、店員さんにサイズを合わせてもらうことができた。
靴を買うなら直営店で買うのが良いということは、ニューバランスで痛感していたのに、なぜもっと早くそうしなかったのだろう。ビルケンシュトックの靴は足幅が３サイズから選べる。そして、一見飾りのようにみえるベルトを調節すると、驚くほど履き心地が違ってくるのだ。（そんなこと、ショッピングセンターの店員さんはちっとも教えてくれなかった。）知識豊富な専門スタッフに最適なサイズを選んでもらえるかどうかで、こんなに違うとは！。
その時に買ったボストン（写真上が娘のもの、下が私のもの）は、確かに最初は硬く盛り上がった土踏まずが痛かったが、２，３度履くとすっかり慣れて、その後は、あまりの心地よさに、ついつい毎日履いてしまうほどになった。
痛い原因だと思ていた土踏まずの起状こそ、長時間歩いても疲れない大事な特徴だったのだ。
ファーストモデルのマドリッドに始まり、ビルケンシュトックの各モデルには、世界各国の都市の名前がついている。これは、カール・ビルケンシュトックの「年齢や性別、人種や国境を越えて、すべての人々の健康を」という願いが込められているのだとか。
確かにこれなら、ヒールが無くてもおしゃれに履けるし、おばさんぽくも、若作りをしているようにも見えない。正に、年齢や性別をこえて、誰にでもおしゃれに履ける靴。３９歳になり、疲れやすくなったし、昔のように無理してハイヒールを履く必要も、気合もなくなった。そんな今だからこそ、ビルケンシュトックを履いてどこまでも歩いて行こう！。
writer : yumizu
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