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今回から３回にわたってのテーマは「収穫」。それにあわせて、ここではおいしいものを取り上げようと思う。
レリーサのお菓子を知ったのは、神楽坂に仕事場を持つ夫から
「近所を散歩していてみつけたから。」と送られてきたのが最初だった。彼は、人や雑誌の情報にたよらず、自らの嗅覚だけでおいしいものみつけることにかけては、天才だとつくづく感心する。
レリーサのお菓子のおいしさは、なんといっても良質な素材にある。オーガニック（有機農産物）の国内産小麦、放し飼いの有精卵、こだわりのえさでのびのびと育った牛のミルクやバター、砂糖は完全無農薬のオーガニックシュガーや、和三盆糖を使っている。もちろん添加物や保存料も一切使わず、ベーキングパウダーも使わず、自然の力だけで焼き上げられている。
お菓子の種類は、ケーキならバター、フルーツ、小豆、チョコレート、レモンなど。クッキーはバター、和三盆糖、抹茶、黒胡椒、アーモンド、シナモンのメレンゲ…、もう、どれもおいしそう。
今回紹介するにあたり、その中から、私が特に気に入っている３種類をお取り寄せした。
まず、小豆のケーキ。甘さ控えめに炊き上げられた北海道産のオーガニック大納言小豆が入っていて、しっとりしていながもすっきりした味わいがなんともおいしい。珈琲はもちろん、緑茶にもよく合う。
かわいいうさぎさんは、アーモンドのクッキー。お味もさることながら、このなんともいえないかわいらしさがたまらない。娘のともだちが遊びに来た時のおやつに出すと、みんな大喜び。夫からの情報によれば、くまさんもいるらしいが、まだお目にかかっていない。
そして、なんといっても私のイチオシは、和三盆糖のクッキーだ。
卵を加えず作られたこのクッキーは、口に入れた瞬間、ホロッとくずれる食感がなんともいえずくせになる。ほんのりアーモンドの風味が効いていて、表面にまとわりついた和三盆糖が、上品さをひきたてている。
また、どのお菓子にもいえることとして、レリーサのお菓子は水分の量が絶妙だと思う。きちんと水分がとんでいるので、しっとりしていてもべとっとせず、少し日にちがたっても、おいしさが変わらない。（保存料無添加なので、賞味期限は短いのだが。）
パッケージもとてもセンスがいい。白い深めの箱に、麻ひもがバッテンに結わえられたシンプルなもの。箱の隅に「le risa」の小さいシールがさりげなく張られている。
こんなのをいただいたら、誰だってうれしいに決まっている。
…などと、ずいぶんあれこれ書いてしまったが、一言で表現すると、レリーサのお菓子は、とっても「すっきり」したお菓子なのだ。
こんなにおいしいお菓子を焼いているのはいったいどんな人なのだろう…。夫に聞くと、どうやらかわいい女の人が一人でお店をやっているらしい。それもまたびっくりだ。
「le risa」はイタリア語で「笑顔」を意味する言葉。
ぜひ、この次は、このおいしいお菓子の作り手の笑顔に会いにいきたいと思う。
無添加焼菓子 レリーサ
東京都新宿区山吹町１２８−１Ｆ
０３・５２６１・８１５６
レリーサのＨＰはコチラ→☆ （通信販売もあります。遠方の方はぜひこちらから）
writer : yumizu
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